【運営のコツ】ゲームを緩和に使おう
セミナーの流れとして「緩和」と「凍結」を意識しましょう。
「緩和」とは、盛り上がったり、テンションがあがって、ワクワクさせることです。
「凍結」とは、緊張感をもたせたり、シリアスな雰囲気にすることです。
セミナーの基本は、「凍結」→「緩和」→「再凍結」で組み立てましょう。
具体的な流れ
セミナーが始まって冒頭は「今、資産運用が必要な理由」などで、軽い緊張感や目的意識を持ってもらう話をします。
これが最初の「凍結」です。
次に、中盤は「緩和」です。
どんどん喋ってもらったり、ゲームで盛り上がってもらったり、テンションを上げていくイメージです。
海外の自己啓発セミナーや高額なセミナーなどだと、これをトランス状態になるまでもっていきます。
ドルコスト平均法ゲームは、トランス状態にはもちろんなりませんが、座学形式のお勉強では得られない興奮は与えられます。
そして、最後に「再凍結」します。
ゲームであれば、ポイントをまとめて学びを整理してから、ぐっと緊張感を高めていきます。
このプロセスが非常に重要です。
最後に「再凍結」させないで、盛り上がったまま、ふわっとした状態でなんとなく終えると
「あー、今日は楽しかったなぁ」
で終わってしまいます。
最後に「凍結」を意識して、真面目モードで、メッセージを伝えて、「凍結」状態でアンケートを記入してもらいましょう。
再凍結が重要
「凍結」→「緩和」→「再凍結」の流れで、最初の「凍結」と最後の「再凍結」は、3倍くらい「再凍結」に力を入れるといいと思います。
最初の「凍結」はある程度軽めにしておいて、ゲームやクイズで「緩和」して盛り上げていきます。
そして最後の「再凍結」のところで、全力で固めにいくのです。
・年金が足りない!
・収入は増えない!
・インフレ対策が必要!
・寿命が長くなり、長生きリスクが高まる!
・税金や社会保険料などの負担は上がる!
こういう話を序盤にしすぎると、「説得感」が出てしまいますが、終盤に持ってくると、「納得感」に変わります。
なぜなら、それが「行動すべき理由」に聞こえるからです。
人は、何かにお金を払う時、自分に対する言い訳があると、行動しやすいのです。
「このケーキ食べたいなぁ」
「でも、今、ダイエット中だし・・・」
「でも、今日は頑張ったから自分へのご褒美に食べよ!」←コレ
ですから、今、行動すべき理由をセミナーの最後にまとめて伝えるのが重要なのです。
(できれば、あなたの個人の感情も含めて)
あなたの判断・行動は正しいですよ。とお墨付きを与えてあげます。
これが「再凍結」の基本です。
この切り口は、個別の面談でも、使えます。
面談の終盤に雑談しながら、少しずつ「再凍結」していきます。
そして、ドルコストを伝えるべき理由を熱く語り、共感を得て、紹介依頼のオファーを出します。
再凍結を意識して、ドルコストを説明してみてください。