【運営のコツ】ドルコスト平均法の出口のリスクについて
「ドルコスト平均法ゲームをすると、終盤のリスクが怖いと感じるんですけど・・・」
こんな声をよくいただきます。
今回は、「ドルコスト平均法の出口戦略」について、一番大切なことを解説します。
ドルコスト平均法の出口は本格的な資産運用の入り口
それは
「ドルコスト平均法は、本格的な資産運用の準備をしているにすぎない」
ということです。
アメリカでドルコスト平均法をしている人は60代でも半分程度は株式で運用しています。
それはなぜかというと、「長い老後に備えるため」です。
60歳で仕事を辞めてから、90歳まで30年もあります。
30年も長いあいだ、運用しないのは、運用で増やすチャンスを取り逃がすことになるので、大きな損失と言えます。
つまり、ドルコスト平均法をしている間は、将来、本格的な運用をするための準備をしているにすぎないのです。
日本人の2050年の女性の平均寿命は、90歳を超えます。
ですから、65歳くらいでドルコスト平均法をやめたら、それまでに貯めたお金で、本格的な資産運用をスタートさせた方がいいのです。
将来、退職金などで一括投資をするのは勇気がいる
将来、退職金などでまとまったお金を受け取って、それを一括で運用するのは勇気がいることでしょう。
だから、それをしないでもいいように、現役時代の時に、コツコツ貯めておけばいいのです。
そう考えたら、ドルコスト平均法は単に将来、本格的な資産運用の準備期間と捉えることができます。
すると、ドルコスト平均法の終盤に向けて少しずつ安定運用に切り替えていけば、あまり暴落を心配する必要はありません。
安定運用にしておけば、致命的なダメージを避けられる可能性が高いです。
しかも、株式市場の暴落は追加で買うチャンスですから、退職金などの余力の部分で追加投資すればいいだけなので。
退職金などを全力投資しないでいいように、現役時代から、しっかり準備しておくことが大切なのです。
「ドルコスト平均法の出口は本格的な資産運用の入り口」
これをお客様にしっかり伝えてください。